A Day In The Life

とあるプログラマの備忘録

Mac が立ち上がらなくなった時の対処方法

昨日、家の iMac が突然立ち上がらなくなりました。結構苦労しましたが最終的に fsck_hfs コマンドで修復できました。その時の対処方法をまとめました。

症状

電源ボタンを押すとアップルマークとインジケータが表示されインジケータの途中で Mac の電源が落ち何度試しても立ち上がらない。

セーフモードで立ち上げる

セーフモードで起動を試してみました。Mac をセーフモードで立ち上げるには電源ボタン押下後アップルマークが表示されるまでキーボードの「shift」キーを押しっぱなしにします。
軽い症状であればだいたいはこれで修復するようですがうちの iMac は立ち上がりませんでした。

ディスクユーティリティで修復

セーフモードがだめだったので Mac OS X のインストールディスクから Mac を起動しディスクユーティリティで修復を試してみました。
ちなみにインストールディスク から Mac を起動する手順は以下です。

  • 電源ボタンを押す
  • インストールディスクを入れる
  • アップルマークが表示されるまでキーボードの「C」キーを押しっぱなしにする

ディスク起動後、キーボードの選択と言語設定をするとツールバーにメニューが表示されますのでそこから「ディスクユーティリティ」を選択します。
ディスクユーティリティ起動後、「Macintosh HD」を選択して「ディスクの検証」を行います。検証が終わるとメッセージが表示されるのでメッセージに従いディスクの修復を行います。
ほとんどの症状はこれで直るらしいのですがうちの iMac はこれでも修復することができませんでした。

fsck コマンドで修復

この時点でほぼあきらめていたのですが調べてみると fsck コマンドで修復できるらしいとのことなので fsck コマンドで修復を試みました。
fsck コマンドで修復するには Mac をシングルユーザモードで立ち上げる必要があります。
シングルユーザモードで立ち上げる手順は以下です。

  • 電源を入れる
  • 電源が入ったらすぐに「Command (Apple ⌘) 」と「S」キーを同時に押す

シングルユーザモードで立ち上がったらコマンドラインが表示されるので

/sbin/fsck -fy

と入力します。これで修復が開始されます。これで修復に成功すればいいのですが、残念ながら以下のメッセージが表示され修復に失敗しました。

The volume Macintosh HD could not be verified completely.
/dev/rdiskOs2 (hfs) EXITED WITH SIGNAL 8

ただこのコマンドで /dev/rdiskOs2 パーティションが壊れているというところまで突き止めることができました。

fsck_hfs コマンドで修復

/dev/rdiskOs2 パーティションが悪いことがわかったので fsck_hfs コマンドで修復を試みました。
fsck_hfs コマンドで修復するには Mac をインストールディスクから起動させる必要があります。
ディスク起動させた後、メニューからタミーナルを起動して以下のコマンドを入力します。

df
umount /dev/rdiskOs2
fsck_hfs -r /dev/rdiskOs2

df コマンドはファイルシステムパーティションを表示してくれます。パーティションに /dev/rdiskOs2 が存在していることを確認してからパーティションをアンマウントし fsck_hfs コマンドで修復します。
結構時間がかかりましたがこれで修復しました。
ディスクユーティリティーで修復できなかった場合は fsckfsck_hfs コマンドを試してみるといいみたいです。