coLinuxで快適開発環境1
以前Rubyの開発環境をCygwinで構築したんですけど結局LightTPDがうまく動かなくて挫折しました。
であらためてcoLinuxでRubyの開発環境を構築しました。
今度はうまくいったので紹介します。
ちなみに僕はUnixとかLinuxとか今までほとんどスルーしてきたのでかなりのド素人です。
間違ったこと書いてた場合は遠慮なく突っ込んでください。
coLinux0.7.1とFedora CORE 7のダウンロード
下記サイトからダウンロードします。
coLinuxは現在0.6.4が安定バージョンとしてリリースされてますが、slirp接続が安定していてネットワーク設定の楽な0.7.1を使うことにしました。
coLinuxのインストール
coLinux-0.7.1-20070326.exeをクリックしてインストール画面へ。
進めていくと下のような画面が出てくるので上の4つ以外のチェックをはずして次に進んでください(ブリッジ接続が必要な方は必要に応じてWinPcapのチェックを入れてください)。
必ずRoot Filesystem image Downloadのチェックはずしてください。
インストール場所を聞いてくるので好みの場所を指定して次に進んでください。
インストールが始まると警告が出ますが無視して進んでください。
※この先c:/coLinuxにインストールしたことにして話を進めていきます。
Fedora7のインストール
Fedora-7-20070906.exeをクリックしてインストール画面へ
Fedoraのインストール先を聞かれるのでcoLinuxをインストールしたフォルダを指定してください。
Installボタンを押すとインストールが始まります。
coLinuxの起動
c:/coLinuxフォルダにstart-Fedora-7.batというファイルがあると思うのでこれを右クリックして編集してください。
開くと↓のようになっていると思うので(※改行してますが実際のファイルは1行です)
colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=256 cobd0="C:/Program Files/coLinux/Fedora-7.img" cobd1="C:/Program Files/coLinux/swap.img" root=/dev/cobd0 eth0=slirp,,tcp:5901:5900 ro
↓のように修正してください。
colinux-daemon.exe kernel=vmlinux initrd=initrd.gz mem=128 cobd0="C:/coLinux/Fedora-7.img" cobd1="C:/coLinux/swap.img" root=/dev/cobd0 eth0=slirp,,tcp:5901:5900/tcp:2222:22/tcp:10080:80/tcp:13000:3000 ro
memのところはcoLinuxが使用するメモリのサイズです。
自分のPC環境と相談して設定してください。僕は128にしてます。
eth0のところはslirp接続の設定です。
tcp:5901:5900はVNC、tcp:2222:22はSSH接続、tcp:10080:80はHTTP接続、tcp:13000:3000はRailsのlocalhostの設定です。
編集が終わったらbatファイルをクリックしましょう。
↓のような画面がでてrootでログイン(パスワードなし)できれば成功です。
このときPIO_FONTでFailedになると思いますが気にしなくてOKです。
どうしても気になるという方は以下のサイトを参考にしてください。
ユーザの作成
rootでログインします。
次のコマンドを入力するとユーザの作成とパスワードの設定ができます(glassonionがユーザ名)。
# /usr/sbin/adduser glassonion # passwd glassonion
初期状態のままだとrootにパスワードが設定されてないので設定しましょう。
# passwd
以上で準備が整いました。
ターミナルエミュレータでcoLinuxに接続
coLinux標準のコンソールは使いにくいので、ターミナルエミュレータでcoLinuxに接続してみましょう。
最近だとPuttyやPoderosaが人気です。
気に入ったものをインストールして使いましょう。
ちなみに僕はPoderosaを使ってます。
ターミナルエミュレータのインストールが終わったらcoLinuxに接続します(Poderosaの例)。
ホストに127.0.0.1、プロトコルにSSH2、ポートに2222と入れてください。
無事つながれば成功です。
これで基本設定は終わりです。coLinuxからネットにもつながります。
ただしslirp接続の場合pingが使えませんので注意してください。
yumコマンドでsudoなどが無事インストールできればネットにつながっていることになります。
次回は開発に必要なツールのインストールをやります。
...続く