coLinuxで快適開発環境2
前回の続きです。
Railsの開発環境構築に必要なツールのインストールと設定を行います。
sudoのインストールと設定
sudoはroot権限で作業をするために必要なソフトです。
これがあればいちいちsuでrootになる必要がなくなります。
以下のコマンドを入れてsudoをインストールします。
$ su Password: ←rootのパスワードを入力 # yum install sudo ... Is this ok [y/n]: y ... Complete!
最後にComplete!と出れば成功です。
sudoの設定をします。
# /usr/sbin/visudo
と入力すると設定ファイルが開くので真ん中あたりにある
root ALL=(ALL) ALLと書かれた行の下に以下を追加します。
root ALL=(ALL) ALL glassonion ALL=(ALL) ALL
これでglassonionユーザでsudoコマンドが使えるようになります。
sudoのインストールが終わればrootでの作業は終わりです。
exitして一般ユーザに戻りましょう。
その他必要なソフトおよびツール
sudoのインストールが終われば後は必要なソフトをガンガンいれていきましょう。
以下のソフトを
$ sudo yum install XXXX ←XXXにはソフト名を入れる
でインストールしてください。
- wget
ブラウザいらずのダウンロードツール - make
ファイルの更新を行なうユーティリティ(ruby-fcgiのインストール時に必要) - gcc
C言語コンパイラ(ruby-fcgiのインストール時に必要) - ruby
- irb
- rubygems
- ruby-devel
???(ruby-fcgiのインストール時に必要) - lighttpd
railsでwebrickの代わりに使うWebサーバ - lighttpd-fastcgi
lighttpd上でFastCGIを動かすためのソフト
ただしlighttpdだけパスを通す必要があります。
パスを通すには以下のファイルを1行修正します。
$ vi /home/glassonion/.bash_profile # .bash_profile # Get the aliases and functions if [ -f ~/.bashrc ]; then . ~/.bashrc fi # User specific environment and startup programs PATH=$PATH:$HOME/bin:/usr/sbin ←修正 export PATH
編集が終わったら一度ログアウトして再度ログインしてください。
lighttpdコマンドを入力してバージョンが表示されれば成功です。
$ lighttpd -v lighttpd-1.4.18 (ssl) - a light and fast webserver Build-Date: Sep 10 2007 11:58:57
FastCGIのインストール
LightTPD上でrubyのコードを動かすにはFast CGIというソフトが必要です。
yumではインストールできないようなのでソース取ってきてコンパイルします。
$ wget http://www.fastcgi.com/dist/fcgi-2.4.0.tar.gz $ tar -xvf fcgi-2.4.0.tar.gz $ cd fcgi-2.4.0 $ ./configure $ make $ sudo make install
エラーメッセージが出なかったら成功です。
ruby-fcgiのインストール
FastCGI上でrubyを動かすためにはruby-fcgiのインストールが必要です。
ruby-fcgiをインストールするにはmake,gcc,ruby-develが必要です。
上記の3つのソフトがインストールされていることを確認したら以下のコマンドでruby-fcgiをインストールsしてください。
$ wget http://rubyforge.org/frs/download.php/11368/ruby-fcgi-0.8.7.tar.gz $ tar -xvf ruby-fcgi-0.8.7.tar.gz $ cd ruby-fcgi-0.8.7 $ ruby install.rb config $ ruby install.rb setup $ sudo ruby install.rb install
ちゃんとインストールされたか確認しましょう。
$ ls -a /usr/lib/ruby/site_ruby/1.8 . .. fcgi.rb gemconfigure.rb i386-linux rbconfig rubygems rubygems.rb ubygems.rb
fcgi.rbがあればインストール成功です。
念のためirbでもためしてみましょう。正しくインストールできていれば
$ irb irb(main):001:0>require 'fcgi' => true irb(main):001:0>
と表示されるはずです。
Railsのインストール
以下のコマンドでインストールします。
sudo gem install railsこのとき依存するパッケージも一緒にインストールするか聞かれますがすべてyと入れてください。
以下のコマンドが動けは成功です。
$ rails -v Rails 1.2.3
これで必要なソフトのインストールがほぼ終わりました。
次回はRailsの開発環境を構築してきます。
...続く